DTPで使用されるフォントや、組版・製版についての基礎的な知識についてのマニュアル
製本
製本様式の種類
- 中綴じ
- 週刊誌、会社案内、パンフレットといったあまり厚さの無いブックレットに用いられる方法。
表紙と中身を一度に丁合いして、見開きの中央(のどの折り目)
を針金で止めます。そうして2つに折った後、3方(小口、天、地)断ちして仕上げます。
- 平綴じ
- 厚めの雑誌などによく用いられる方法。本の背より5mmの部分を針金または糸で側面から通して止める。のど一杯まで開けないので綴じ代の分だけスペースが狭くなります。
- 無線綴じ(並製本)
- 電話帳など厚いブックレットによく用いられます。接着剤だけで止める方法で2種類あります。
丁合い後、背の部分を切断して、その切り口の繊維を起こして接着剤で止める。
あらかじめ折り丁の背の部分に、接着剤がなじみやすいように機械的な加工をしておき、接着剤で接合する(アジロ綴じ)
本文と表紙をつけてから背以外の3方(小口、天、地)を一度に仕上げ断ちをして指定寸法に仕上げます。
- かがり綴じ(上製本)
- 製本の折り丁を一折りずつ糸で綴じ合わせます。一般に糸綴じ機を使用します。折り丁の大きさや紙質、紙の厚さに応じて綴じの箇所を増減させたり、糸の太さを加減します。綴じた後で表紙をつけ、ハードカバーともいわれます。