文字枠の作成
文字が繋がり文章になったら、その文をきれいに配置するため、文字枠の大きさを計算する必要があります。文字枠は、文字数と使用する文字の級数から計算します。
ベタ組みで1行の場合の計算方法
級数×文字数÷4=左右の幅(mm)
級数÷4=天地の高さ(mm)
※1級(Q)=0.25mmなので、単位をミリに換算するために4で割ります。
例として、横組みで18級、ベタ打ち、1行8文字、1行の場合、文字枠は以下のように算出します。
幅は、18×8÷4=36(mm)
高さは、18÷4=4.5(mm)
となり、必要な文字枠のサイズは36×4.5mmになります。
ツメ組みで2行以上の場合の計算方法
(字送り×(文字数?1)+級数)÷4=左右の幅(mm)
(行送り×(行数?1)+級数)÷4=天地の高さ(mm)
※?1は字送り(行送り)に影響する文字数(行数)を出すために必要。
例として、横組みで18級、1歯ツメ、1行8文字、行送り24歯で3行の場合、文字枠は以下のように算出します。
幅は、(17×(8?1)+18)÷4=34.25(mm)
高さは、(24×(3?1)+18)÷4=16.5(mm)
よって、W34.25×H16.5mmが必要な文字枠のサイズです。(Wは幅、Hは高さ)